【1981年7月】八甲田60号で失敗

盛岡で一休みして次の行程を検討する。目論見としては上りの夜行急行で福島に行き奥羽本線の下り夜行急行に乗り換えて秋田に行こうと考えた。折よく21:10発の「いわて4号」に乗ると福島に0:51着、1:54発の「おが3号」に乗れば秋田8:07着、そのまま快速になって男鹿10:02着なので寝過ごしても男鹿線に乗れてしまうし、男鹿からの戻りはこの編成が快速列車で秋田まで戻る。
と、ここで時刻表の同じページにある「八甲田60号」の存在に気付いた。盛岡21:13、福島1:02なのでおがに乗り継ぐことも可能。八甲田60号は臨時列車なので定期のいわてよりは空いているだろうし客車列車というのも魅力。そこで方針変更しホームに向かうとED75先頭に12系の長い編成が到着。案の定、乗った車両には数名の先客だけで寒いくらいに冷房が効いていて快適な睡眠ができそう。
ここで、時刻表であることに気付いていたら予定通りいわて4号に乗っていてその後の展開も変わっていたかもしれない。このあることについては後述する。
八甲田60号に乗り洗面を済ませると、静かすぎるゆえに花巻到着も知らず眠りに落ちた。やはり、前夜はほとんど眠れなかったことが影響しているようだ。
そして、時間が過ぎて、とある駅を発車する衝撃で目が覚めた。頭はかなりスッキリしており随分寝たようなので、寝過ごしは確実なのに現在地が分からず頭が混乱。暗いホームに駅名標を探すと「くろいそ」の文字が横切って行った。あああ、やらかしたー、寝過ごしたー。今ので完全に覚醒し、とにかく時刻表を開いてリカバリー策を検討。周遊券の有効期限は充分あるのでなんとか戻りたい。次の停車駅宇都宮で乗り過ごしを申告し、差額を払って戻ろうと決める。その宇都宮駅では事情を話して精算してくださいと伝えると、誤乗扱いにしてくれた。未明に憔悴した感じに見えたのだろうか、駅員さんに感謝。とにかく下りの始発を待ってワイド周遊券のエリアまで戻らなくてはならない。

ところで、いわて4号のあることとは、盛岡−仙台の所要時間である。いわて4号は、盛岡を21:10発車し、仙台23:34で2時間24分で走行する。一方で韋駄天急行で名高いくりこま6号は19:00発、21:18着なので2時間18分と6分差なのである。この違いは、くりこまは通過する前沢、石越、鹿島台にいわてが停車するためで一駅ごとに2分掛かるらしい。このいわて4号の俊足ぶりにこのとき気が付いていたら定期列車ゆえに仙台駅辺りで乗降客でザワついて目が覚めて福島で乗り過ごさずに無事におが3号に乗り継いでいたかも、というのが心残り。結局、男鹿線で14系快速に乗ることは叶わず9年後の訪問となってしまった。

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