続キンゴローの部屋
お気楽鉄道ファンのブログです。
【回顧録】夜行急行「ばんだい9号」最期の活躍-2
大宮を出ると時速60-70km位で流すような走りになりました。貨物列車との平行ダイヤのためと思われますが、こうすることで列車の追い抜きを減らして深夜帯の運転取扱要員を抑える目的もあるのかもしれません。
うたた寝するには最高の環境ですが、当方は旅行初日なので全然眠くありません。しかしながら小山や宇都宮での記憶はなく、雑誌でも読み耽っていたようです。
この機会に両列車の横サボを紹介。
ざおう編成
列車は黒磯に到着。ここは電源切替があるので、ホームに降りて様子を見守ります。急行型の場合は一旦パンタグラフを下げ、架線電源の切替、パンタグラフ上昇の手順を踏みます。その間、ブロアの停止、起動の音に耳を傾け、パンタグラフと架線の間の火花などを見てました。その間は寒いホームに佇んでいたので目が冴えた状態で席に戻ります。
動き出すと電機機器の唸りが聞こえるようになり、交流区間に入ったことが耳からも体感されます。那珂川を渡るときに彼方の4号線バイパスを走る長距離トラックが目に入りました。この後は、郡山まで動きがないので少し眠ったようですが、さすがに郡山のイベントは見逃せないの目を覚ましホームに降りて切り離し風景を眺めます。
両列車の連結箇所
私が想像していたよりも多くの乗客が降り立ちました。しかも、用務客の姿が多い印象でした。会津若松からは、熱塩行き、小出行き、新潟行き、会津滝ノ原行きと相次いで各方面の列車が接続しており、周辺地域にも便利なダイヤとなっていました。
しかしながら、あと半月足らずで夜行列車が途絶えてしまって大丈夫なのかと思うのでした。
さて、旅行のスケジュールは会津線に乗り継ぎ湯野上に行き、キハ52単行急行「いなわしろ」で戻って来る予定です。目の前には日中線熱塩行きのDE10がスチームを吹き上げ誘惑をしてきます。がここは改正で消える「いなわしろ」に当初通り乗るため、会津滝ノ原行きに乗りました。
ひとまず、急行「ばんだい9号」の乗車記はこれでおしまい。いなわしろ号のことは別の機会に譲りたいと思います。
(終わり)
うたた寝するには最高の環境ですが、当方は旅行初日なので全然眠くありません。しかしながら小山や宇都宮での記憶はなく、雑誌でも読み耽っていたようです。
この機会に両列車の横サボを紹介。
ざおう編成
こちらはばんだい編成
列車は黒磯に到着。ここは電源切替があるので、ホームに降りて様子を見守ります。急行型の場合は一旦パンタグラフを下げ、架線電源の切替、パンタグラフ上昇の手順を踏みます。その間、ブロアの停止、起動の音に耳を傾け、パンタグラフと架線の間の火花などを見てました。その間は寒いホームに佇んでいたので目が冴えた状態で席に戻ります。
動き出すと電機機器の唸りが聞こえるようになり、交流区間に入ったことが耳からも体感されます。那珂川を渡るときに彼方の4号線バイパスを走る長距離トラックが目に入りました。この後は、郡山まで動きがないので少し眠ったようですが、さすがに郡山のイベントは見逃せないの目を覚ましホームに降りて切り離し風景を眺めます。
両列車の連結箇所
幌が切り離されてました。
先発は7-12号車のざおう号で、1-6号車のばんだい編成より一足先に出ていきました。郡山からは磐越西線に入ります。行程はもはや終章、夏場ならば白々と夜が明けて来る頃ですが、11月では明るくなる前に会津若松に到着です。
私が想像していたよりも多くの乗客が降り立ちました。しかも、用務客の姿が多い印象でした。会津若松からは、熱塩行き、小出行き、新潟行き、会津滝ノ原行きと相次いで各方面の列車が接続しており、周辺地域にも便利なダイヤとなっていました。
しかしながら、あと半月足らずで夜行列車が途絶えてしまって大丈夫なのかと思うのでした。
さて、旅行のスケジュールは会津線に乗り継ぎ湯野上に行き、キハ52単行急行「いなわしろ」で戻って来る予定です。目の前には日中線熱塩行きのDE10がスチームを吹き上げ誘惑をしてきます。がここは改正で消える「いなわしろ」に当初通り乗るため、会津滝ノ原行きに乗りました。
ひとまず、急行「ばんだい9号」の乗車記はこれでおしまい。いなわしろ号のことは別の機会に譲りたいと思います。
(終わり)
【回顧録】夜行急行「ばんだい9号」最期の活躍-1
1982年11月2日、上越新幹線開業、東北新幹線の本格的開業まであと半月に迫ったこの日、南東北の旅に出たのでした。近々体系が一変する列車群を見納めする目的で夜の上野駅に向かいました。
まずは夜行列車で会津若松に向かいます。列車と時刻は下記の通り(但し、手元にあった1980年10月号時刻表からです)。
運転時刻
6401M「ざおう3号・ばんだい9号」
入線2332 14番線
上野2349-大宮014/016-小山104/104-宇都宮133/135-黒磯226/228-郡山330
7211M「ばんだい9号」 郡山337-磐梯熱海401-猪苗代426-会津若松500
(6401M「ざおう3号」 郡山335-中略-山形610)
◇頻発する夜行列車
今回行程に合わせて南東北ワイド周遊券を片手に上野駅に着いたのは、たぶん発車30分前。昼間ほどの喧騒はないものの
夜行列車は多数あって、東北方面だけで
2332「いわて3号」盛岡行、2342「新星」仙台行、2355「あづま3号・ばんだい11号」仙台、会津若松行と前後に雁行しているのでした。
発車までの間に色々とスナップしていたようです。
先行のいわて3号の発車案内
こっちは乗車予定のざおう・ばんだい
車両は仙センの455系
こちらは先行の新星、ホームのワゴン販売が懐かしいです。
はて、これはどこで撮ったのか?
文化の日の前夜なので混むかと思いきや、深夜帰宅の人もあまり見かけずワンボックスをキープ。モーター音を聞きたいがためにモハ454への乗車です。車内は話し声もあまり聞こえず静かなスタートと相成りました。
大宮までは助走区間のような感じで坦々と走り、高崎線と別れると家並みが少なくなってきて旅行に出る気分が高まって来ました。が、列車はゆっくりとした速度で進みます。短距離夜行列車ならではの時間調整と思われます。
(続く)
まずは夜行列車で会津若松に向かいます。列車と時刻は下記の通り(但し、手元にあった1980年10月号時刻表からです)。
運転時刻
6401M「ざおう3号・ばんだい9号」
入線2332 14番線
上野2349-大宮014/016-小山104/104-宇都宮133/135-黒磯226/228-郡山330
7211M「ばんだい9号」 郡山337-磐梯熱海401-猪苗代426-会津若松500
(6401M「ざおう3号」 郡山335-中略-山形610)
◇頻発する夜行列車
今回行程に合わせて南東北ワイド周遊券を片手に上野駅に着いたのは、たぶん発車30分前。昼間ほどの喧騒はないものの
夜行列車は多数あって、東北方面だけで
2332「いわて3号」盛岡行、2342「新星」仙台行、2355「あづま3号・ばんだい11号」仙台、会津若松行と前後に雁行しているのでした。
発車までの間に色々とスナップしていたようです。
先行のいわて3号の発車案内
こっちは乗車予定のざおう・ばんだい
車両は仙センの455系
こちらは先行の新星、ホームのワゴン販売が懐かしいです。
はて、これはどこで撮ったのか?
文化の日の前夜なので混むかと思いきや、深夜帰宅の人もあまり見かけずワンボックスをキープ。モーター音を聞きたいがためにモハ454への乗車です。車内は話し声もあまり聞こえず静かなスタートと相成りました。
大宮までは助走区間のような感じで坦々と走り、高崎線と別れると家並みが少なくなってきて旅行に出る気分が高まって来ました。が、列車はゆっくりとした速度で進みます。短距離夜行列車ならではの時間調整と思われます。
(続く)