続キンゴローの部屋
お気楽鉄道ファンのブログです。
旅行記 カシオペア紀行に乗る旅 8
また更新をサボってしまいました。
前回は青函トンネルの途中で睡眠に落ちてしまいました。青森駅は40分ほどの長時間停車で、ちょっと目を覚ましたのですが、ラウンジに行く気力なし。ちゃんと覚醒したのは、午前6時過ぎでした。日付は6/13の朝、列車は宮城県の田園地帯を走っており、間もなく小牛田駅を通過しました。外はあいにくの雨。でも6月なのでこの時期らしい天気ともいえます。この朝は7;00~朝食なので、熟睡中の子供を起こして支度をさせます。余談ですが、うちの子は寝台列車車中であってもよく眠れる子で私から見ても羨ましいぐらいです。
この間に、雨にけぶる松島の様子などを眺め、6:50頃に仙台到着。仙台は親の実家があるので、在来線で到着すると万感の思いがあります。ただし、いつもとは逆方向からの到着ですが。
仙台には10分ほどの停車。朝食の時間が始まるのでダイニングカーに急ぎます。案内されたのは、進行方向に向かって右側の二人掛け席でした。おかげですれ違う列車が良く見えました。着席後の食後のコーヒーか紅茶のオーダーを聞かれ、メインディッシュがセットされます。
ちょうどラッシュ時に差し掛かったためか、列車は比較的ゆっくりとしたペースで進みます。考えてみれば、明るい時間帯に東北本線で仙台から南に向かうのはかなり久しぶりです。岩沼で常磐線が分かれていくさまをみていたら、子供の頃の思い出(親戚で過ごした楽しい時間から自分の家に向かって現実に戻っていくあの感じ)がよみがえりました。親戚の人たちの見送りはかなりウエットなので、後ろ髪を引かれる様な思いを胸にこの景色を眺めておりました。その様なことを思い出しながら食事をしていると、列車は白石駅に差し掛かり、車窓に東北新幹線の高架橋が見えてきました。車両こそ違えど、「ひばり」や「はつかり」乗車中に見送ったのと同じ景色が現れて思わずシャッターを押しました。
そろそろ、朝食時間も終わりに近づいたのでダイニングカーを後にします。列車は越河を過ぎ宮城県と福島県の県境に差し掛かります。間もなく8:00なろうかというころ、福島駅に到着。終点の上野まであと4時間を切りました。
この先は、ここのところご無沙汰だった東北本線の車窓を堪能して残りの時間を楽しもうと考えました。
(つづく)