【妄想鉄の世界】クロ103-900番台

鉄道趣味は色々なジャンルがありますが、空想鉄道(妄想鉄道?)なるジャンルがあります。ご多分に漏れず私も実家周辺に私設鉄道を展開しましたが高校で友人にお披露目しづらいこともあって、現実の路線を妄想の中で改造していく方にシフトしていきました。

第一弾は、中央線快速電車用のグリーン車です。当時は通学で使っていての発想です。
時期は1980年、中央快速線は101系と103系が主流で201系は試作編成のみなので、おそらくは103系メインとなることを想定しました。
中央線快速電車は10両編成なので、高尾方に1両増結(11号車として)するためにクロ103を試作的に新造。車両の構造は、クハ103の高運転台仕様とし客室はサロ110-1200番台を参考にした。運転席後方の乗降扉は700mm幅、連結面側は1000mm幅とした。塗装色はオレンジバーミリオンとし、薄緑色の等級帯のテープを窓下に貼付した。中央線快速のグリーン車は初登場のため、旅客案内の観点で帯を表示することとした。
中央線の多くの駅ホームは10両編成対応なのでグリーン車に連結時はクロ103がはみ出す形で停車し連結面側の扉のみを使用することでホームの延長を最小限とした。
客室は乗降口を仕切り、サロ110同様簡易リクライニングシートを設置。ただし、車体幅が狭いので窓側は肘掛けを583系のような埋め込み構造、通路側は固定として座席のみが回転する構造となっている。
なお、10号車には東西線乗り入れ車ベースのクハ103-1300番台を製造して貫通構造とした。これは時間帯によってグリーン車を外して通常の10両編成で運転するためであった。

クロ103は試作車が2両製作されたが、その後201系が量産移行したことやグリーン車が定着しなかったこともありホリデー快速で暫く使われた後に2000年頃に廃車となった。
(以上、妄想終わり)
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